初心者キャンパーにとって、冬キャンプはハードルが高い。
なぜなら寒いから。
なんなら、秋でも朝晩はめっちゃ寒い。
あれは、忘れもしない初宿泊キャンプ。時期は10月、季節としては秋なのでしょう。ですが、レベル0の初心者キャンパーにとっては、もはや冬。寒すぎでホントツラカッタ。。。
とりあえず暖かくなるまでキャンプ休止したくらい寒かった。
ゆるキャン△でも、冬キャンはしっかり対策しなさいって鳥羽先生が言ってた。
今からキャンプを始める皆さん、10月のキャンプ場の朝晩はすでに冬ですよ、お気をつけて。
でも今年は冬キャンプしたい!虫もいないし、寒い中で鍋とか焼き芋したい!
そのためにはやっぱり防寒対策が不可欠。
ということで、秋冬キャンプの寒さ対策について、初心者なりに考えてみた。
就寝中の防寒対策
防寒対策っていっても、就寝中と活動中の2種類あると思う。
就寝中についてはある程度対策済み。
- アルミシート
これは、2カ月前くらいに安いのを見つけたので早々と買いました。笑
まだ使ったことないんだけど、地面からの冷気を遮断するために不可欠というウワサ。今度のキャンプで使ってみます。
- 湯たんぽ
家で使っている「fashy」の湯たんぽを持って行ってます。個人的に、湯たんぽは絶対必要。足が冷たいと寝れない。電気が必要ないのも推せる。
fashyの良いところは、柔らかい素材が使われていること。アルミ製の硬い湯たんぽだとなんか違和感があるので、快眠のためにも柔らかいやつにしてます。
- インフレータブルマット
クイックキャンプさんの厚み8㎝のもの 。これは初宿泊キャンプの時から使ってた。アルミシートと重ねて使うことで、さらに地面からの冷気を遮断できるはず。
- シュラフ
この夏までシュラフ持ってなかったから、家の毛布を持って行ってました。でも、キャンプの都度に布団袋に入れて運んで…っていうのが最高に面倒くさかった。
色々調べてみた結果、コールマンさんの「マルチレイヤースリーピングバッグ」を購入。この商品は、シュラフが何枚かのレイヤーで構成されているのがポイント。レイヤーの組み合わせを調整することで、全シーズン使えるっていうことが購入の決め手です。
夏はいいかんじでした。果たして秋冬の寒さに耐えれるか…。
あとは、あったかパジャマで寝よ。
活動中の防寒対策
問題は活動中の防寒対策。
去年は、「焚火するし、なんとかナルヨネ!」って感じだったんだけど、全然なんとかならなかった。しつこいようだけど、秋キャンプ舐めすぎてた。
今、我が家にある暖房器具は
- ホットカーペット(1畳)
- 温風ヒーター
くらい。
他に出来ることは、ホッカイロ持って行く、たくさん厚着していく、くらいか…。
この状況を元に考えられる対策は主に3つ。
- AC電源サイトで、電気暖房器具を使う
- ポータブル電源を買って、電気暖房器具を使う
- 石油ストーブを買う
「薪ストーブを買う」という手もあるけど、煙突問題や撤収の手間など初心者の我々には重荷すぎるのでナシです。
AC電源サイトで、電気暖房器具を使う
メリット:すでに持っているものを使うからコストがかからない。
デメリット:AC電源サイトしか利用できない。
コストがかからないのは助かる。でもAC電源がないサイトには泊まれなくなってしまうし、最近AC電源付きサイトは人気で空いてなかったりする。
【AC電源サイトの注意点】
実は、私は電源サイトを使ったことがない。ので、未知なんだけども、電源付きサイトだからと言って、どんな家電でも使えるわけではないらしい。
多くのサイトでは1サイトあたり、10~20A(1000~2000W)までとのこと。このさ、ワットとかアンペアとかって難しい!もう覚えてない…ということで勉強してみた。
一度にたくさんの家電を使い、電流Aが容量オーバーすると、ブレーカーが落ちる。
我が家の温風ヒーターは「消費電力:1220W」。ということは、電流は12.2A。
ホットカーペットは「消費電力:200W」なので、電流は2A。
上限が1000W(=10A)のサイトだと、ホットカーペットは使えるけど、温風ヒーターは使えない。
行きたいキャンプ場のAC電源の規格と、自分が持って行きたい暖房器具の消費電力のチェックが必須です。
【AC電源サイトには延長コードが必要】
電源サイトにはコンセントが設置されているだけなので、テント内で暖房器具を使用したいなら延長コードが必要です。
コンセントは水分が入るとショートしてブレーカーが落ちる危険があるため、キャンプでは「防雨型延長コード」を使うと良いみたい。
ただし、防雨型延長コードはプラグヘッドが大きいため、コンセントボックスが閉まらなかったり、隣のコンセントと干渉したりとかもある様子。
結論
「AC電源サイトで、電気暖房器具を使う」案…アリです!
ただし、
・手持ちの暖房器具で使えそうなのはホットカーペットのみ
・防雨型延長コードを買う(1000円台で買えそう)
という条件付き。
ホットカーペットだけじゃ秋までしか凌げなさそうだけど、追加コストは防雨型延長コード代のみでコストも安く済むし、電源サイトにも泊まってみたい。
AC電源サイトの予約が取れたら、この方法を試してみよ。
ポータブル電源を買って、電気暖房器具を使う
メリット:AC電源なしサイトでも泊まれる。
デメリット:ポータブル電源は値段が高い!
使える電気総量が限られている。
ポータブル電源は、一年中使える。携帯とかカメラ充電したりできるし、連泊する時は季節関係なく欲しいかも。このご時世、災害時に備えて持っておくのも良いかもしれない。
と思ってたけど、どうやら、ポータブル電源じゃ、電気暖房器具は長時間使えないものが多い!
【ポータブル電源は使用できる電力量が限られる】
キャンプ場のAC電源は、言ってみれば家のコンセントみたいなもんだから、一度に使う電気の量(電流A)が上限超えなければ何時間でも使える。
でも、ポータブル電源を使用するなら、電源に貯めてある電力量=Wh(ワットアワー)しか使えない。
例えば、1000Whのポータブル電源だと、1000Wの家電は1時間しか使えない。
我が家の電気カーペット200Wだから5時間は使えるけど、温風ヒーターは1220Wだから1時間も使えないのか…。
もっと消費電力の低い暖房器具を探して使えばいいのかもしれないけど、どのみち長時間は使えなさそう。
ちなみに、1000Whのポータブル電源で約14万円…。高すぎる!!
200Whのなら2万円ほどで買えそうだけど、使える器具がかなり限られそうだ。
結論
「ポータブル電源を買って、電気暖房器具を使う」案…ナシです!
ポータブル電源自体は、かなり便利だと思う。
携帯やカメラの充電など、他のことにも使用したい場合は購入を検討しても良いんだろうけど、暖房器具使用を目的とするならコスパが悪いと思う。
ということで、この案は見送ります。
石油ストーブを買う
メリット:電気が必要ない。
デメリット:一酸化炭素中毒に注意。
荷物が増える。
電気が必要ないっていうのはすごいメリットだよね。どんなサイトでも使用できる。
そして、これまで挙げた案の中で一番暖かそう。
物によってはストーブの上でお湯沸かしたりもできる。
一方で、危険が伴う。
基本的にテント内は火気厳禁。風通しが良い状況下で使おうとは思っているものの、万が一テントに燃え移ったら…とか考えると怖い。また、一酸化炭素中毒にも気を付けなければ。
また、石油ストーブ+灯油で荷物も増える。これに関しては、持って行く荷物を選別すればいけそう。
あとはお値段。安いものだと1万代くらいから買える。高いものだと5~6万くらい。
結論
「石油ストーブを買う」案…アリです!
確かに、安全面では電気がいいです。が、気温によってはホットカーペットだけでは凍えてしまうと思う。
荷物増える問題はクリアできそうだし、決して安い物ではないけれど、長年使えることを考えるとコスパは良さそう。
ただし、テント内で使うのは自己責任。そこを肝に銘じなければ。
まとめ
ということで、うみとま家は
- AC電源サイトでホットカーペットを使う
- 石油ストーブ購入
の方向で動くことになりそうです。
次回、『初心者キャンパー、石油ストーブの検討をしてみた』の巻。
石油ストーブにも色々あるみたい。
しっかり下調べして購入しよ。