2022年5月、鳥取県東伯郡三朝町の「三徳山三佛寺 投入堂」へ行ってきました。
- 登山道は鎖場や急登あり、まさに修行!軍手持参を。
- 参拝登山には注意事項があるので、要 事前確認!(後述)
- 絶壁に建つ国宝「投入堂」は圧巻!
- 途中にあるお堂からの景色は必見!(高所恐怖症の人は注意。)
三徳山とは&活動データ
三徳山とは
鳥取県東伯郡三朝町の東部に位置する霊山。古くから山岳修験の霊場であり、修験道の聖地とされています。
山全体が三佛寺の境内であり、多数の国宝や重要文化財が存在します。
特に、標高約500mには「日本一危険な国宝」といわれる「投入堂」が建立。
所在地 | 鳥取県東伯郡三朝町三徳 |
最高標高(三徳山山頂) | 899.9m |
投入堂標高 | 496m |
登山口標高(場所) | 270m |
コース | 三佛寺本堂〜投入堂往復コース |
投入堂参拝登山受付 | 午前8時~午後3時 ※安全のため午後4時30分には下山すること。 |
実際に登ったコース
今回は、定番の三佛寺本堂〜投入堂往復コースで登りました。
歩行距離 | 1.8Km |
行動時間(休憩込み) | 2時間55分 |
登った時期 | 2022年5月 |
天気 | 晴れ |
実際に歩いたコースや所要時間の詳細はコチラ↓
三徳山・投入堂 2022.5.3 / たかとまさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ
(※たかとまのYAMAP活動データです。)
アクセス
車で行く
広島方面〜 中国横断自動車道 ・・・湯原ICを下りて約1時間
関西方面〜 山陰自動車道・・・瑞穂宝木ICを下りて約30分
バスで行く
JR倉吉駅から約35分・・・「三徳」で下車
トイレ情報
参拝登山受付を過ぎるまでは、トイレは各所にあります。
登った感想
運動経験者と、ほぼ運動経験なしのヒヨッコが登った感想です。
運動経験者の場合 ※個人の感想です
適度な疲れで心地良い!
体力自信のない人の場合 ※個人の感想です
思ったより難所があったものの、所々にあるお堂が見ごたえありました!
参拝登山の注意事項
三徳山はあくまでも修行の場所。
木の根を乗り越えたり、ほぼ垂直な岩場を鎖を使って登ったりする箇所があります。
「レジャー気分、観光気分、観光装備での入山はお断りしています。」とハッキリかいてあります。
たびたび滑落事故も。
三徳山投入堂の登山道に要救助者あり、鳥取県の消防防災ヘリコプター「だいせん」が飛来。登山道の狭い岩場で救助活動していた。これは命がけだよ、、凄いとしか言えない。 pic.twitter.com/mT1TdKcwFz
— sigmarion (@VIVIORXRA) May 2, 2022
「観光スポット」として知られているけれど、普通に登山でした。
そのため、「三徳山投入堂 参拝方法」は必ず読んで行きましょう。
1人での登山はできない
何かあった時のために、必ず2人以上でないと入山できません。
一人旅の人にとっては悩ましい…
他のグループに入れてもらったり、同じく1人で来てしまった人と一緒に登ったりで対応するようです。
服装に注意
滑落事故等が多発しているため、入山の際には服装と靴のチェックがあります。
スカートやスラックスは避ける
周りもほぼ長ズボンやジャージでした。
靴は凹凸のある運動靴かトレッキングシューズ
スニーカーでも、靴裏が平らなものはNGとのこと。
また、滑りやすい靴や、金具付きの登山靴もNG。
ただし、靴チェックでひっかかっても、わらぞうりを購入して登ることができます。
1~2割くらいの方は、わらぞうりだった気がします。
私たちが履いていった靴
コロンビアの「セイバーファイブ」。
靴の裏はこんな感じ。しっかりと凹凸があってグリップ力があります。
岩場でも滑りませんでした!
軍手必須
よじ登る箇所があるため、軍手は必須です。
持参するか、現地で購入もできます。
弁当持ち込み禁止
弁当は持ち込み禁止ですが、汗をかくので水分は持って行った方が良さそうです。
天候によっては参拝登山禁止
雨天荒天時や積雪時は、登山禁止になります。
コース紹介
※写真内の地図はあくまでもおおよその位置です。
三徳山第二駐車場(8:50)
駐車場へ到着。
朝9時ごろ、GW中ということもあり、すでに駐車場は7割くらいが埋まっていました。
三徳山三佛寺(9:00)
いきなり階段です。
三佛寺 参詣受付(9:05)
三佛寺本堂にお参りするための受付です。
国宝「投入堂」へはこの奥にある、別の受付を経由して行きます。
ここでは、入山志納金¥400を納めます。
厄除けのお札「角大師護符」とパンフレットを貰いました。
怖いような、可愛いようななんとも言えないお顔ですね〜
「八百煩悩転生大念珠」を引いて、厄除けをして先へと進みます。
なんとも厳かな空気の漂う空間。
こちらが、三佛寺本堂。無事に帰ってこれることを祈願して奥に進みます。
参拝登山 受付所(9:15)
三佛寺本堂の奥に進むと、投入堂への参拝登山 受付所があります。
これより先はペットは禁止。
トイレはここが最後なので、不安な人は必ず済ましておきましょう。
10分程待って受付の順番に。投入堂参拝登山料¥800を納めた後、
靴の裏をしっかりチェックされます。
受付けが済んだら、「六根清浄」の文字が書かれた輪袈裟をいただきます。
投入堂参拝登山開始!(9:35)
いざ、投入堂へ!!
鮮やかな紅色の門と橋が見えてきます。
ここを抜けると一気に雰囲気が変わります。
前日に少し雨が降ったようで、地面はぬかるみ気味。
木の根っこを掴みながら、よじ登って行きます。
平坦な道の方が少なくて、岩を登ったり木根の合間をぬって進んだり。
写真で見るより険く感じました・・・!
クサリ坂(10:00)
そして、ついに三徳山最大の難所であるクサリ坂…!
直角に近い岩場を鎖をつかんで登って行きます!
上にお堂が見えてきた!
怖かった〜(・_・;
文殊堂(10:15)
震えながら登り、遂に有名な文殊堂に到着!!
土足禁止なので、靴を脱いで上がります。
絶景〜!!頑張って登ってきたかいがありました!
床がなんとなく傾いているので、高所恐怖症の人は厳しいかもしれません(>_<)
ヒヤッとする〜!!
写真撮影&ちょっと休憩して、先に進みます。
いきなり岩場!ちょっと怖かった。
地蔵堂(10:30)
10分程進むと、「地蔵堂」が現れます。
こちらもすごく良い景色!
遠目には日本海も見えます!
鐘楼堂(10:40)
そして、地蔵堂から少し先行くと大きな鐘「鐘楼堂」が見えてきます。
参拝の方はひとりひとり鐘をついて進みます。
納経堂・観音堂(10:50)
壁面に入り込んだお堂が見えてきました。
観音堂の裏を抜けて行きます。
ここを抜ければ投入堂までもうすぐです!!
国宝「投入堂」(10:55)
ついに、国宝「投入堂」に到着!
近くまで行くことはできず、下から見上げる形になります。
断崖絶壁に建つ投入堂、思ったよりも大きく、絶妙なバランスを保って立っています。
よくこんなところに建てたな〜
GWということもあり、記念撮影の列もできており、しっかりと目に焼き付けてすぐに下山します。
ちなみに、どのようにして建てたかは今もまだ謎だそうです。
クサリ坂下り(11:25)
帰りはクサリ坂の前で渋滞が。
1人しか行けないし、滑落の危険もあるので、慎重に降ります。
下り方の説明看板もあり。
下りの方がさらに怖かった…
下山(11:45)
無事に下山。
台帳に下山時刻を記入、輪袈裟を返却します。
行く時の倍くらい並んでる…!!
お立ち寄り温泉
三徳山とセットで訪れてもらいたいのが「三朝温泉」♨️
川沿いの風情漂う温泉街です。日帰り入浴ができる施設もたくさんあります。
近場グルメ
三佛寺と駐車場の間、ちょうど良い場所にスイーツ店があります。
「白狼堂(はくろうどう)」
テイクアウトして帰りました〜
プリンもカステラサンドも美味でした〜
疲れた体に甘い物が沁みる~!
まとめ
5月中旬でしたが、山の中は日陰になる場所も多く涼しかったです。
汗が冷えると寒いので、長袖があったらいいかも!
国宝「投入堂」までの道のりは危険な箇所もあるので、細心の注意をして行きましょう!
一見の価値あり!!
結構混むので、朝一番に登るのがおススメです。
- 登山道は鎖場や急登あり、まさに修行!軍手持参を。
- 参拝登山には注意事項があるので、要 事前確認!
- 絶壁に建つ国宝「投入堂」は圧巻!
- 途中にあるお堂からの景色は必見!(高所恐怖症の人は注意。)